言い方ひとつでこじれる職場…

世の中、職場での人間関係が上手くいかないという話はゴロゴロしています。中にはパワハラ、セクハラ、労基法違反などもありますが、そこまでではなくても、なんだか上手くいかない、なんてことは良くあります。
本日も同僚からそういう話を聞きまして、別に攻撃する意図は無いが無神経な応対によって、周りにちょっとずつ負の感情が蓄積されて膨らみ続けてるってことがとても多いなぁと思いつつ、そういうのを避けるには日頃のちょっとした応対の気配りしかないのでは?と思って聞いておりました。

 というわけで、参考になるかもしれない本とか読むと良いかもしれませんよ?ってお話です。

 まぁ、そういう無神経な応対をする人は、自分の日頃の行いが悪いと思っていないというのが一番の問題だとも思うのですが…。






〇本日のお話…


 近場ですが出張が決まりまして、夕飯もその近くで済ませる感じの予定になりました。出張先はほとんど行ったことがない場所だったので、そこによく行く同僚に「何か良いお店ないですかね?」なんて雑談をしておりました。

 その同僚は「おじさんは美味しい物知ってるから口に合うか分からないけど」などと言いながらおすすめを教えてくれました。

 で、今回のお話は、その後からの展開からいろいろと考えさせられたために書いてみました。



〇嫌みなことを言う人もいるもんだ


 その同僚は色々と教えてくれた後に「おじさんなら安心して教えられる」と言い、なぜ?と聞き返しますと

「XXさんなんて、教えたおすすめを平気でディスってきますからねぇ」

ええぇぇ…まじか…(たぶん、本日その同僚はXX氏に何か言われたんでしょう…)



〇こじれる人間関係



 私は大学時代にお客にメンドクサイ(失礼)おじさんおばさんの多い接客業のバイトをしていたのもあり、ちょっとした物の言い方や聞き方で信頼関係を築けたり、逆に信頼を失ったりするのを見てきました。

 とても単純なところでいくと、相手が何か私の役に立つようなことをしてあげよう、という気持ちがある時には感謝の気持ちを軽くでも伝えることで、また次に繋がります。逆に、お礼も無いし要らんことを言うと、深く付き合うのは面倒と思われてしまいます。当たり前といえば当たり前ですね。


 そういう体感として応対の重要性を感じてきたのもあり、就職後に自己啓発で人間関係を円滑に進めるHowTo本などを読んだりしてきました。

↑この本ではありませんが、会社の資料室に有った本を読んだり…


 実際に、先の『相手を傷つける無神経な物言い』をするような人は少なめですが、話の腰を折って仕事の進行を妨げる(話す内容に攻撃性は無いが、その話じゃないんだよなぁってのは良くあること…)ような人は結構多いものです。自分も注意しなければなりません。

 そういうのって、気付かずにやってしまう、悪いことだと思っていないのがほとんど(自戒)なので、話し方や聞き方の基本的なルールを上記のような本で学んでおくというのは有益です。

 関わりたくない人に冷たくするのならまぁ良いですが、そうでもなければ人をイラつかせるのは自分の得にはならないことが多いので、人の為というより自分の為ですね。



〇上司の仕事は『士気を維持すること』じゃないの?


 そんなこんな、要らんことを言うXX氏の話から展開して、その同僚は上司の愚痴を…。

 私の直属の上司およびチームメンバーは仲が良く、その直属の上司が頑張ってくれているのを感じるので私も精神的なダメージを与えないような応対を心掛けています(苦笑)

 問題は同僚の上司でして…。筋というかルールが絶対的という考えの人で、筋の通らないメチャクチャな要求をしないのは良いのですが…。 「私の指示は社内ルールに従っているから、部下は文句を言わずに従うのが道理だ!」とでも言いたげな冷たいボールの投げ方をしてきます。それでまぁいろいろなぶつかり合いが発生しているのを見てまして、全体の士気が下がっていくのが見ていても辛いです。

そういう上司に読ませたい↑のような本…。

 仕事をしていたら疲れますから士気なんてものは勝手に下がります。それに、定型外の仕事が湧いてくるのが世の常で、誰もやりたがらない仕事を不満が出ないようにケアしながら振り分けていくのが重要なのでは?と強く感じます。

 技術者が最高のパフォーマンスをするために、周囲の雑務を完璧に処理するシステムや部署がある方が日本企業では稀です。仮に、サポートシステムが万全な職場は、ズバ抜けたポテンシャルを持つ技術者が最高のアウトプットを出すことが前提だと思います。いや、あんた(上司)そんなポテンシャルあるのかい?

 言い換えれば、日本的な企業であれば雑務を処理するのは避けられないのが実情です…(良いことだとは思わない)

 だったらせめて、他人のやる気を削るような言動は避けた方が良いです。やる気を高めるのは難しいけれど削るのはとても簡単で、ひとつひとつの細かな積み重ねが大きな差になるところだと私は感じています。



〇対人関係系の本を読むと結構面白いですよ


 対人関係系の本は、大体の場合は「実践すれば驚くほど上手くいく!プラスのことがたくさん起きます!!」という売り文句が多いです。センセーショナルですから。そういう売り文句を見ると胡散臭く感じたり手に取るのを躊躇います。

 しかし実際のところは、現状から無駄にマイナスにならないようにするコツが書かれていたりします。なので、本屋さんなどで気に入った本を1冊ぐらい読んでおくと、無駄なぶつかり合いを少しでも和らげることができるかもしれません。


 私は、対人関係を上手くやって、より良い人間関係を築こう、みたいな崇高な(笑)考えが強い訳でもなく、どちらかというと「人間の基本的な考え方のクセや、刺激に対する応答等の人間の仕組み」に興味があって、こういう本を読んだりしています。多くの対人関係の本は心理学やカウンセリングがベースになっていることが多いので、そういうことに興味がある人は、いくつか読んでみると面白いですよ。


↑社内講習の講師(カウンセラー)の先生が教えてくれたNLPという考え方の本。私が先生が貸してくれた本は絶版らしいので近そうなものを選びました。NLPという考え方はなかなか興味深いです。

NLPというのは、人間の考え方のベースになっている考え方のクセをまとめたもの、と私は理解しています。
 私の考えが合っているなら、OSと言っても良いかも。OSに馴染まない関わり方をすると反発が起きますし、OSの仕組みが分かった関わり方をするとすんなりと上手くいったり。しかも、人によってOSがちょっとずつ違うので違いに気付かずに相手を刺激しますと上手くいかなかったり…というイメージです。


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