HIFIMAN RE800 Silverを買いましたので簡単な感想を

2019年4月末現在、HIFIMAN公式主導によるセールが開催されておりまして、非常にお買い得な価格になっていましたので買ってみました。
ベースとなっている(というと正確には違うのだけど)RE800Jはレビューしていまして、この時の印象が良かったので買ってみました。






〇この記事の立ち位置


 この記事は、メインブログ『買い物かごの中身と実験等考察』でレビューとして仕上げる前の下準備という立ち位置になります。鳴らし込みが不十分な状態や、テストが限定的な状態での感想を含みますのでご了承ください。
 この辺りを考えますと単純に時間がかかりますので、今回は速報性を重視して、レビュアーの執筆上の好みとかコダワリとかはどうでもよいから感想を教えて!という要望に応えるイメージでご覧ください。



〇RE800Jは既にレビュー済み


 以前、元になった(というと正確には語弊があるけど)RE800Jはレンタルにてレビューをいたしました。ちなみに、今回のセールはRE800Jも対象です。

RE800Jのレビュー記事



 信頼できる筋と言いますか、両方所有している人の感想ではRE800JとSilverはそれなりに違うということです。一応、そのあたりを考慮しながら聴いてみましたところ、う~ん、違う感じはするけど、どう違うかは説明できないです…。さすがにRE800Jを試したのが随分と前なのと、自分のRE800Jのレビューを読みながらSilverを聴いてみますと、大きく外れている感じもせず…。この辺りはレビューの言葉のブレとか正確性とかによる誤差範囲に入ってしまう感じもします。



〇RE800 Silverの感想・簡易レビュー


 バランスはドンシャリ。ボーカルが引っ込んだりすることなく明瞭。フラットなところから中低音域をグッと大きめに持ち上げて、高音(シンバルなど)を少し持ち上げた感じ。

 バスドラの圧迫感もそこそこ出て、ベースラインやバスドラのキックに明瞭さがあってノリが良い。ドラムのヘッドを叩く音はちょっとだけ強く鳴る感じ。ベースラインの厚みはなかなかのもの。イコライザなどを触りながら確認したところ、低音はかなり低いところから再生する能力はありそうなので、聴く音楽ジャンルによって評価が変わるかもしれない。
 ギターはやや太めで厚みのあるサウンドが得意だが、ディストーションやもっと鋭いファズのキレも出る。手数の多いカッティングなども良い感じ。

 ボーカルは息の音も出しつつ生っぽさや艶っぽさも出る。鮮明さと柔らかさのバランスは中庸か少し柔らかい程度。他の楽器が派手だが埋もれる感じは無い。

 ボーカルにしろシンバルにしろ、刺さりは無いと言っても良いと感じる。音源が悪かったり、再生機器がギリギリいっぱいだと少し刺さる感じが出る(というか、実際そうなっているのを再生してしまっている感じ)
 定位は悪くないがRE800Jの方が良かった印象。空間的な広がりがあり、残響感やリバーブの表現はなかなか上手い。ただ、各パートが(耳の近くでガンガン鳴るではなく)それなりの距離を持って鳴って、奥側に広めな感じ。


 音量は取りやすく、iPod Pro(イヤホンジャック付)でも最低限(個人的には必要十分)で再生可能であった。


〇感想


 良い買い物だっと思います。ケーブル交換不可と言う点が気になる人もいるでしょうが、そこに抵抗が無ければセール価格は魅力的だと感じます。
 RE800JよりRE800 Silverの方がブライトという評判で、多分間違っていないのですが、直接比較した時の結果であって単体で検討すると、低音域に厚みのある楽しいドンシャリに仕上がっています。う~んと悩んでみると、たしかにRE800Jの方が暖かみと言うか厚みのある感じが強かったようにも思います。この辺りは、タイミングがあればRE800Jと直接比較してみたいところ。

 単純に、小型で、ノリが良いバランスで、ボーカルが明瞭で、ギターのキレが出てくれる良質なイヤホンとして使っていて楽しいですね。


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