私が良い商品と思うものはどんなものか?深堀する

メインブログ【買い物かごの中身と実験と考察】のレビュー記事(こちら)にて絶賛しておりますグレンクライドのライフロングですが、なーんでそこまでおすすめするの?というところを深堀します。
一旦、この靴下からは離れて、私がどういうポイントにお金を使いたいと考えているかや、どういう製品が『これは良い物だ!』と感じているかなどを考えて、もういちど、ライフロングについて語ってみます。





〇ライフロングの評価のおさらい


 この記事を最初に開いてしまった人向けにちょっとだけおさらいします。詳しくは長期レビュー最終回の記事こちらをご覧ください。

・履き心地が良い
・フィット感が良い
・蒸れにくい
・とても丈夫
・伸びきったりしない
  (フィット感持続)



〇私のお金の使い方


 ライフロングを絶賛しているのは自分の買い物への考え方が影響しています。以前、友人に『私のお金の使い方』が特徴的というか分かりやすい、と指摘されました。そのあたりの話をしようと思います。

 端的に言うと『使用する時間は長いけれど、ちょっと我慢して使っている物や、何気なく使っている物をアップグレードして快適に』という点にお金を使う、ということです。靴下なんか特にそうですね。
 例えば、靴下を朝7時に履いて夜の8時に脱いだとしたら13時間です。これが積み重なると結構な時間になります。で、靴下に快適性を求めてこだわって選んでいる人ってどれぐらいいるでしょうか? 人によっては、激安品も同じだと思っているかもしれません。実際に履き比べるとレベルが違う訳なのですが、そういうちょっとしたストレスをながーく受けるというのを軽減すべきだ!と私は考えてお金を使うことが多いです。

 そういうわけで、永久保証というトピックスや、丈夫さに目が向きやすいライフロングですが、自分は履き心地が良く、その心地よさが1日の中で持続しやすく、長く使っても性能が落ちにくい、という嬉しさやストレスの軽減効果が長続きする点に注目してお勧めしています。



〇私が好きな製品ってどういうものだろう?


 私が『これは良く出来ている!』と感心するのはどういう時だろう?と考えてみました。

・コンセプトがしっかりとしている
・コンセプトから外れずに物作りしている
・材料や機能の選択が理に適っている
・手を抜いていない生産工程
・売り文句に応える仕上がり

 結構普通に見えますが、案外できていない製品の方が多いですよ。

 特に、コンセプトの部分では、変な付加価値向上を狙った商品は初代は良かったけど改良品は…なんてことがよくあります。なんだったら、コンセプト重視のために割り切ったデザインの出来る100均製品の方が『良く出来ている!』と感じることが多いかもしれません。

 材料や機能は、だた良い(高価な)材料を使えば良いのではなく、コンセプトを実現するため、機能を実現するために入念に選択されたのを見ると、嬉しくて買いたくなります。逆に、値段アップのために高価な材料を選択したり機能を追加しているのを見ると…という気持ちです。

 コンセプトや設計が良くても、物作りの段階でグダグダになることもあります。服飾類であれば、細かな末端処理がキッチリされていると、やはり価値を感じますね。また、一品物の工芸品的な物の良さも理解していますが、個人的には『良いコンセプトと設計の製品を、いかに上手く量産するか』というところに興味を持っていますので、上手く作ってるなぁと感じさせる商品は好きです。

 売り上げを上げるために、ちょっと大げさな売り文句を添えることは良くあります。それはまぁ大目に見ましょう。それにきっちり応えて『なるほど!』と膝を打つような製品はやっぱり良く出来ています。こう感じるのには、先のコンセプトから材料選定、生産工程までしっかり作り込まれていることが条件になったりしますが。



〇グレンクライド ライフロングがオススメな理由


 さてここでライフロング 靴下に戻ります。

 詳しいレビューはメインブログ【買い物かごの中身と実験と考察】のレビュー記事(こちら)を読んでいただくとして、ライフロングのスペックや特徴は、

・コーデュラを使った高耐久性
・靴下に特化した日本工場で製造している
・穴が開いても交換保証

という点です。


 コーデュラは強度を出すために選択したのは間違いありませんが、驚くほどふんわりとした風合いで、湿気も吸ってくれて蒸れにくいという靴下として求められる性能も満たしています。仮に、丈夫でも湿気を吸わない素材だったならば、丈夫だけど蒸れるなんて弊害もあったことでしょう。

 実際に履き始めて感じるのは、しっかりと肉厚であり、ゴム部分がキツくなく緩くもなく非常に快適であること、そして足全体にフィットしてくれることです。頑丈さを出すためだけの肉厚さではなく、クッション性が良くてゴワゴワしにくいところを上手く両立している点が、靴下としての性能を重視しているのが良く伝わってきます。
 靴下の製造方法については詳しくないのですが、他の安い物と比べると、合わせ目部分が出っ張っておらずにスムースな構造で、縫い目がゴロゴロするようなことがありません。この辺りは作りの上手さを感じます。

 仮にこの靴下に交換保証が無かったとしても、私は2000円のライフロングは十分に価値があると考えています。それぐらい良く出来ているし、物作りの姿勢に共感を覚えています。




〇最後に


 グレンクライドのライフロングを題材に、私がどういう商品にお金を使いたいと考えているかや『良い製品って何だろう?』と考えた結果を紹介しました。
 なんでもかんでもこだわって選ぶとお金が足りませんが、漫然とお金を使うぐらいなら、しっかりと選んで良い物を選ぶのが良いと私は考えています。

 私の基準が正しいとは思いませんので、皆さんの中で『こういうものなら買っても良い!』と思える何かの基準を作っていってもらえればなぁと思っております。

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