前回のRE800 Silverから始めましたファーストインプレッションシリーズですが、今回も少し書き残しておきます。
☆NX30Aの正式版レビューを掲載しました
〇この記事の立ち位置
この記事は、メインブログ『買い物かごの中身と実験等考察』でレビューとして仕上げる前の下準備という立ち位置になります。鳴らし込みが不十分な状態や、テストが限定的な状態での感想を含みますのでご了承ください。
この辺りを考えますと単純に時間がかかりますので、今回は速報性を重視して、レビュアーの執筆上の好みとかコダワリとかはどうでもよいから感想を教えて!という要望に応えるイメージでご覧ください。
〇NUARL NX30Aの簡易レビュー
最初に、装着感は良い。独特な形状をしているが、結局はステムが長かったり、本体が長細いイヤホンと同じような装着感。耳穴周辺が大きい人から、耳穴周辺にイヤホン筐体が当たってしまいやすい耳の小さい人まで、良好な装着感を得られるかも?と思う。私は、筐体の足部分(?)があごの上端付近に当たって支えてくれるしタッチノイズ軽減にも働いていて、実はすごいデザインなのでは?と感じている。
さて、音のレビューです。
バランスはドンシャリ。ボーカルの音量は必要十分出ているが、ボーカルが若干柔らかく聴こえたりするキャラクターのため、篭っていると感じてしまう場合があるかも。
これまでのNUARLは、NX110Aはガッツリ低音厚め、NX01A2はやや低音控えめのバランスとなっていたが、その真ん中ぐらいのバランス。ベースライン、バスドラも十分に効いてノリ良く楽しめる。
シンバル等の高音は再現力は良い。基本的な刺さりは控えめなのだが、良くない音源は良くないまま鳴らすので刺さりを感じたりする。このあたりは神経質さも感じるところ。スネアやタムのヘッドを叩く音も明瞭に鳴ってくれる。
ボーカルは、リップノイズや息の音が出て生々しさが良く出る。ボーカルの表現はかなり上手いかもしれない。柔らかい表現と先に書いたが、実際にはボーカルに付帯する音もちゃんと出すイメージで、メインの音が目立ちにくい(エッジの立っていない)表現だと思う。
ギターもキレ良く、空間系エフェクターの効きも良い。中高音域の表現はなかなか上手い。
NX30AはHDSS(ざっくりと言うと、筐体内の反響を適正化して、定位の改善や歪の低減を狙う)を搭載しており、私はNX01A2でも体感済み。
で、NX01A2は全体的に音源と適正な距離があって配置されている感じを受けていた。これを悪い方向に評価すると、遠さがあるとか、キレがないと感じるかもしれない。
一方、NX30Aは若干効きを弱めにしているのか、もう少しダイレクトな感じ。このあたりは開発者の人と詳しく話をしてみたいところ。NUARLが得意と私が思ってきた、空間的な広がりやリバーブの表現の上手さ、定位の良さはある。
音量は取りやすい。
〇感想
気に入っています。かなり落ち着いた雰囲気のNX01A2に低音のたっぷり出るNX110Aとあり、NX30Aが万人受けしやすいかな?と感じます。ちょっと高音域のピーキーさは気になります。
今回、このイヤホンに搭載されるドライバーはNUARLオリジナルなんですよね。かなりうまくまとめてきていると思いますし、使いこなせているのではないか?と素人ながら感じます。
NUARLファンなのでやや評価が上振れしているのは認めますが、う~ん、それ以上になにか魅力を感じるんですよね、NX30Aの音に。
そのあたりをじっくりとレビューで探ってみたいと思います。
☆NX30Aの正式版レビューを掲載しました
ちなみに、共通デザイン+アルミニウム筐体でHDSS無しというNX310Aも発売されています。買っちゃうかなぁ… とりあえずレビュー仕上げてから考えます。
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